そう、いつでも。

現実世界への出口はそこに。


純粋に抱きしめられたことも

髪を撫でられたことも

そんな記憶は、どこを探してもなかったから。



彼女は泣きながら走り出した。

恋や愛

彼との日々

偽物の想い出。







ENTER