未完成のパズルはどこへ。 冗談みたいな彼の足元、サッカー少年の歓声。 入場ゲートの前には、それが存在しないかのように金魚屋ができていた。 赤い魚は、水面に歪むサンシャインランドの文字を見上げているのだろうか。 四国の旅を終え、小林伸一郎の写真集を見ていた。 そこには今はなき汽車、ブランコ、遊園地であった証拠が残っていた。