少女は少年のような性格だった。
かわいい木馬に乗るのを恥ずかしがり、いつも見ているだけだった。
ほんとうは乗ってみたかったのに。












長い休息の時間。
起こしちゃってごめんね。
今は素直に乗れるんだ。







ありがと。




見慣れたゲートはもうなかった。
夢がいっぱいの空間は、そこらじゅうが瓦礫の山だった。
でもよかった。
みんなに会えたから。
閉園してからもたくさんの人が訪れたのだろう。
また来たとき、きみたちがまた出迎えてくれることを願うよ。