竜山鉱山








不思議だね。
もう、そこに、訪れる人なんかいないのに。
道は繋がってるんだ。

誰にも見えない。
いわゆる普通の人間には。
その存在は、過ぎ行く景色。































くしゃっとイジワルな顔したポスト。
赤に似合う蔦を招き入れ。

電球は何も照らさず。
だって、ここには。
暗闇に迷う、人がいないから。