不思議と空を近くに感じる天井は
錆びてゆく展望台に反して
カラフルをとどめたまま。

置き去りの色。










案内板の遥か先
展望台は、飲み込まれていく。

行けなかった。
太陽は待ってくれなかった。

室戸に向かわなければならない。

崩壊した遊歩道。
もう、訪問者はいない。